東芝デベロップメントエンジニアリング株式会社

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次世代型デジタルインカムシステム

培ったAV応用技術を駆使し、
セキュリティシステムメーカーから、
デジタルインカムの開発を受託。

120名が同時通話出来る次世代デジタルインカムの製品化を実現

大型家電量販店などに出かけると、店舗スタッフのみなさんがイヤホンとマイクを使って連絡を取り合っている様子を目にすることがあります。このように、一定エリア内にいる人たちが、音声情報をリアルタイムで共有するために使用されているのが、インカムと呼ばれる装置です。
従来、こうした情報のやり取りには、低コストで簡単にシステムが構築できるアナログ方式のインカムや省電力トランシーバーが使用されていました。しかし、「通話が単一方向」「傍受されやすい」「通信免許が必要」といった課題があり、けっして使いやすいものではありませんでした。こうした課題を解決するため、デジタル方式のインカムが登場したものの、「同時通話人数が少ない」「音声がよく途切れる」「さまざまな電子機器との混信や電波干渉で通話が安定しない」など、まだまだいくつかの課題が残されていました。
そこで、あるセキュリティシステムメーカーが、利便性と安全性を高めた「インカム革命」に着手。そして2013年10月、クリアな音質で最大120名が双方向・同時通話でき、導入も手軽な、次世代型デジタルインカムシステムが発売されました。この製品化にあたり、開発パートナーを務めたのが、わたしたち東芝デベロップメントエンジニアリングです。

従来のインカムと新しいインカム

子機と充電器の仕様作成から量産までをわずか6カ月という短期間で実現

インカムは、とても幅広い分野で使用されている製品です。大型家電量販店をはじめ、デパートやスーパー、ホテル・レストラン、アミューズメント施設、自動車整備工場、スポーツジム、病院、イベント会場、さらには、工事現場や警備といったシーンでも使われています。
こうした、さまざまな分野から寄せられるニーズに応え、セキュリティシステムメーカーでは、品質向上と安定供給を目標に、国内での設計・開発・生産を検討。その結果、東芝製品を中心に、さまざまなデジタル機器の仕様作成から量産までを幅広く手がけてきたわたしたちが新パートナーに選ばれ、デジタルインカムシステムの子機と充電器の仕様立案から設計、外注先の管理、製品評価、信頼性試験、製造委託先の管理から各種契約など、幅広い業務を担当することになったのです。
わたしたちにとってインカム開発は初めてでしたが、着手してみると、長年培ってきたAV技術がふんだんに使えることがわかりました。そこで、オーディオ関係を中心にハードウェア設計や無線通信など、関連技術のプロフェッショナルによるプロジェクトを組織し、開発をスタート。「音声ディレイ400ms以内」「1秒以内の高速ローミング」「バッテリー動作8時間以上」「起動時間10秒以内」という主要4項目をはじめとする数々の要求に応え、予定通り6カ月という短期間で製品化を実現しました。

インカム開発と技術

ウェアラブル時代を見据えた新たなデジタルコミュニケーターの開発も

新たに誕生した次世代型デジタルインカムシステムは、

2.4GHzに加え、5GHzにも対応したことで、電子レンジなど家電製品が発する電磁波の干渉も混信も少なく、高速で安定した通話を実現しました。
さらに、セキュリティシステムメーカーと東芝デベロップメントエンジニアリングは、引き続きパートナーとして、新たな目標に向けた取り組みをスタートさせています。
このようにわたしたちは、東芝グループの一員として数々の製品開発で培ってきた幅広い技術とモノづくりの全工程をカバーできる強みを生かし、さまざまなお客さまのコンセプトを確実に製品化へと結び付け、新たな市場の拡大やサービスの実現をサポートしています。

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