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熱解析・熱設計技術

  • 小型化・多機能化が進むデジタル機器では、搭載部品の高性能化、高密度化、消費電力(発熱量)の増加など、熱問題が発生する様々な要因があります。機器を正常に動作させ、その性能を最大限引き出すため、放熱などの熱対策は大変重要であり、より効率的な冷却システムの実現が求められています。こうした熱対策を製品開発の上流工程に組み込むことで、熱トラブルによる工程の後戻り・試作回数を低減でき、スピーディな製品化が可能になります。
  • 熱解析のイメージ

熱解析にはどのようなものがある?

当社の実績として代表的な解析に、定常解析と非定常解析が挙げられます。

【定常解析】安定状態で、一般的な温度分布のほか、風の流れや液体の流れなども同時に確認する解析

  • 例:プリント基板、車載制御基板、小型デジタル機器、家電製品、蓄電池システム、冷却設備 など
  • 定常解析のイメージ

【非定常解析】時間経過による温度分布を対象とする解析

  • 例:大型製造設備、連続加熱プレス機、ガラス板、電力計、EPS制御基板、電子灸 など
  • 非定常解析のイメージ

当社の熱解析・熱設計技術について

当社の熱関連技術は、単なる解析結果の提示だけでなく、問題点を可視化して明確にしたうえ、実際の製品化を見据えた改善案まで提案できるところが大きな特長です。「熱解析」「熱設計」「構想設計」三つの技術を高度に連携させることにより、精度の高い解析とご提案が可能です。

①熱解析・熱設計・構想設計の高度な連携

お客様の課題の原因を突き詰め、必要な対策をご提案します。

熱解析・熱設計・構想設計

②高度な解析技術と幅広い対応領域

お客様から寄せられる様々な熱対策ニーズに応えるため、技術者のスキル向上はもとより、特殊な専門装置を多数導入・活用することで解析対象を広げてまいりました。
また、長年東芝グループ製品の開発で培った豊富な実績とノウハウを蓄積してきたことから、精度の高い解析と熱対策をご提案いたします。解析結果や数値計算に基づいた熱設計の提案内容を構想設計に組み込み、三次元CADモデルを作成することで、詳細設計の負担を軽減することも可能です。冷却構造、冷却システムなどの放熱技術から、温度コントロールまで。わたしたちは、熱解析・熱設計・構想設計の強い連携で、お客様が抱える熱関連の難題をスピーディに解決し、製品化の負担軽減に貢献します。

熱解析・熱設計・構想設計

■こんな課題をお持ちのお客様にお勧めしております

  • 短期間で熱対策を行いたい
  • 熱の分布や風の流れを確認して、製品設計に活かしたい
  • 開発の上流段階で製品の冷却を含めた製品サイズの判断を行いたい
  • 冷却設計の妥当性を確認したい
  • 解析で設計方針を絞り込み、サンプル作成数を削減したい
当社にお任せください!まずはお気軽にお問い合わせください 解析対象物 ご希望の解析・設計内容 納 期 現状の課題など

熱対策事例のご紹介

熱解析、熱設計による最適加熱配置とプレス機への加工提案事例をご紹介します。

  • 制御装置の水冷システム(大型設備)

    お客様
    冷却、均熱にお困りのお客様
    課題と
    要望
    冷却・均熱の方針に困っているが、どこから手を付けたらよいのかわからない。目にみえない熱・風の流れを可視化したい。
  • 解析対象:流速分布、温度分布、風の流れ、液体の流れ

施策と効果

【解析・設計内容】

・定常解析(配管内の温度、風、水の流れ)

①水冷用配管の中を水が流れることで得られる水冷効果と、筐体内の風の流れも確認しながら、筐体の表面と内部の温度を分析。冷却効果が十分に得られず、性能に影響を及ぼす危険個所を可視化
②解析結果に基づいて、最適な風の流れと配管レイアウトを反映した熱設計により、より水冷効果が高まるレイアウトを提案

流速分布

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