安全、安心な車載開発を提供する開発プロセス
品質と機能安全への取り組み「Automotive SPICE®」「ISO26262」を取り込んだ開発プロセス
- 車載機器の開発においては制御の電子機器化が進み、安全制御、快適な環境を実現する制御、セキュリティ対応など、ソフトウェアに求められる比重はますます高まっています。
こうした状況の中、搭乗者、通行者の安全を守るため、より高品質で安全な製品作りが求められており、「Automotive SPICE®」に沿った開発や、機能安全のための開発プロセスである「ISO26262」への適合がサプライヤーに求められています。
自動車向け機能安全規格「ISO 26262」に適合
当社では2016年10月に自動車向け機能安全規格「ISO 26262」の国際規格に対し、開発プロセス及び関連ガイドについて自主適合宣言を行いました。以下のソフトウェア開発に関する事項に対し、第三者試験・認証機関(SGSジャパン株式会社)による機能安全の適合分析を実施した結果、安全度水準 ASIL D まで適合していることを確認しました。

現在はハードウェア開発に関するパートに対してプロセスへの盛り込みを実施しつつ、ISO 26262(2018)に対してのギャップ分析結果および、ISO/SAE 21434 DIS版を参考にサイバーセキュリティに必要なアクティビティの自社開発プロセスへの盛り込み、開発作業を実施しています。
Automotive SPICE® 3.1 レベル3 達成
当社では品質への取り組みとして、車載ソフトウェア開発プロセスを定量的に評価する基準である「Automotive SPICE®」のレベル取得に必要な要素を開発プロセスに盛り込んでいます。
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2019年3月
Automotive SPICE® 3.1 レベル3達成確認対象プロセスエリア
MAN3 プロジェクト管理 MAN5 リスク管理 MAN6 測定 ACQ4 サプライヤー監視 SPL2 製品リリース SWE1 ソフトウェア要件分析 SWE2 ソフトウェアアーキテクチャ設計 SWE3 ソフトウェア詳細設計およびユニット構築 SWE4 ソフトウェアユニット検証 SWE5 ソフトウェア統合および統合テスト SWE6 ソフトウェア適格性確認テスト SUP1 品質保証 SUP2 検証 SUP4 共同レビュー SUP7 文書化 SUP8 構成管理 SUP9 問題解決管理 SUP10 変更依頼管理 プロビジョナルアセッサー資格保有者:2名