生産設備の最適化によって、
効率的で安定した
生産体制を確立

入社以来、私は生産設備の電装設計やソフトウェアによる制御設計に取り組んでいます。これまでハードディスクドライブを生産する設備の電装設計や、フィルムへ薄膜を形成する設備のソフトウェア制御などを担当してきましたが、どれひとつとしてソフトウェア技術だけで対処できたものはありませんでした。プログラミングによってモーターの回転数や装置の動きは操作できても、機器の仕様はメーカーによって異なり、わずかな設定の違いが不具合を生じさせることもあるからです。
さらに最近では、IoT技術を活用した生産設備の微細な変動を捉えての予知保全、多様なセンサを駆使した無人搬送車による運搬の自動化や、ドローン、ロボットによる自動監視など、生産現場の技術革新も着実に進んでいます。私たちソフトウェア制御エンジニアも、電気・電子回路やメカトロニクス、電装技術エンジニアと連動して、高度で信頼性の高い制御技術を追求していかなければなりません。
生産設備のソフトウェア制御は専門性が高く、エンジニアの技量が求められる世界です。ハードウェアの特性を把握し、制御プログラミング技術を深掘りしたい方にとって、非常にやりがいのある技術分野だと思います。