Interview

安全性の確立と
先端技術の適用が
求められている世界

システム兼ネットワークエンジニア 2009年入社 社会インフラ開発
keyword03影響力Influence

広さ
Breadth

鉄道関連

環境問題に関心が高まるなか、
脚光を浴びる鉄道領域

鉄道の画像

鉄道の画像 私たちの役割は、鉄道、放送、二次電池、気象レーダー関連システムの開発、組込み通信機器の回路設計、ネットワーク設計などを通じて、社会インフラを支えることにあります。
なかでも地域交通の要であり、経済活動の基盤である鉄道は、近年、他の交通機関に比べてCO2排出量やエネルギー消費効率に優れていることから、地球環境に優しい交通手段として脚光を浴びている分野です。
これまで東芝グループは、機関車の製造をはじめ、信頼性が何よりも重視される電力システムや鉄道運行管理システム、車両システム、走行中の列車の情報が集まる指令所と列車をつなぐ通信システムなどの提供を通じて、鉄道の進歩に貢献してきました。
私たちは、ソフトウェアとハードウェア開発の両面から、時代の要請に合わせたさまざまな鉄道ソリューションを提供しています。


安全性の確立と
先端技術の適用が
求められている世界

人物の写真 鉄道車両の安全、快適、正確な運行を支える伝送システムを開発することが、私の仕事です。鉄道車両には、運行に不可欠なモーターやブレーキ、自動列車制御装置のほか、照明や空調機器、防犯カメラ、情報表示装置など、数多くの機器が搭載されています。かつて、鉄道の乗務員は、計器パネルや警告灯などで問題の発生を把握すると、現場まで足を運び、不具合や異常に対処しなければなりませんでした。しかし今では、機器の多くはネットワーク化され、手元のタブレット端末や運転台に備えられたコンソールなどから状況の把握や操作ができるようになってきました。しかしながら、このような利便性の向上に伴い、配線量が膨大化し、断線や接続不良、車両の再連結に伴う保守性の悪化が課題となってきています。これらの解決策として、車両間通信の無線化の検討が進められていますが、車両を取り巻く電磁波や、外来ノイズなどの影響の抑制は容易ではなく、安全で確実な伝送システムの構築のために、さらに高度な技術に取り組む必要があります。
当社には、鉄道車両の「頭脳」と「神経」である伝送ネットワークに関する豊富な経験があります。私自身もこれまで会社が育んできた技術的資産を最大限に生かし、鉄道インフラの進歩に貢献できればと思います。

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